ちょっと前にTwitterでこんなツイートを見かけて、ちょっとほっこりしました。
Dad tried so hard. Bless him 😂
— daniel (@rastamiller) December 21, 2020
Partner was already just fine pic.twitter.com/kCaLuwSd1U
ツイートの文面を訳すと「父さんはすごくがんばった。彼に祝福あれ。パートナーでも全然大丈夫だったよ」てな感じでしょうか。そこに添付されているのは、市販のクリスマスカードの写真。カードには金文字で「クリスマスに、息子とそのパートナーへ」という文章が印刷されていて、それが手書きで「息子とその夫へ」と修正されており、横には矢で貫かれたハートの模様まで書き加えられていることがわかります。
これを見て初めて知ったんですけど、英語圏のクリスマスカードには「息子とパートナー宛てのクリスマスカード」とか「娘とパートナー宛てのクリスマスカード」とかいうジャンルのものがあるんですね。このツイート主のお父さんは、その中から1枚買ってきて、男性と結婚している息子のためにサインペンの無骨な文字で書き直して送ったというわけ。
タイトルが思い出せないんですけど、英語圏のドラマだったか映画だったかで、「ホモフォビックな主人公が近所に越してきたゲイカップルから『ぼくの名前は〇〇、こちらはパートナーの××です』のように自己紹介をされ、『パートナー? 弁護士なのか?』と空とぼけることで彼らのゲイネスを否認しようとする」という大変ムカつくシーンが出てくるものがあったと思います。そう、「パートナー」って、ロマンティックな関係にある相手だけでなく、弁護士の「共同経営者」やカウボーイの「相棒」をも指すことができる言葉ですからね。このTwitterユーザーのお父さんは、それと180度逆のことをしてくれたんだなあと思ってしみじみしました。
上記ツイートにぶらさがっている、こちらの後日譚もいいんですよ。2020年は毎日つらいニュースばかりだったから、年の瀬にこういうものをふと見かけるとなごむわ。ありがとう、どこかの見も知らぬお父さん。
Told my dad about the tweet.
— daniel (@rastamiller) December 23, 2020
So here you go 😂😭😅 pic.twitter.com/QggzLa30hS