特撮TV番組『パワーレンジャー』の最新シーズン“Power Rangers Dino Fury”で、グリーンレンジャーがLGBTQ+*1コミュニティの一員であることが確認されました。TV版の『パワーレンジャー』にオープンなLGBTQ+のレンジャーが登場したのは、これが初とのこと。
詳細は以下。
『パワーレンジャー』は日本のスーパー戦隊ものを元にした米国発の特撮フランチャイズで、TVシリーズのほか、劇場版やゲームも制作されています。劇場版のうち、2017年に公開されたPower Rangersでは、トリニー/イエローレンジャー(ベッキー・G)が非ヘテロのキャラとして描かれていました。詳しくは以下を。
そして今回、ついにTVシリーズの方にもオープンなLGBTQ+レンジャーが登場することに! これが実現したのは、最新シーズン "Power Rangers Dino Fury"の第13話("The Matchmaker")。イジー/グリーンレンジャー(Tessa Rao)が、元ライバルで今は恋人となったファーン(Jacqueline Joe)とラブラブ状態で手をつなぎ、他のレンジャーたちがそんなふたりを誇らしげに見守るという場面が出てくるんです。
グリーンレンジャー役のTessa Raoの、喜びのコメントはこちら。
このエピソードは2021年9月7日にフランスで放送されたばかりで、米国での公開はまだ。同シリーズのエグゼクティブプロデューサーのSimon Bennett氏は、「13話の反響がとても嬉しい」「米国で見られるようになるのが本当に楽しみ」とTwitterで表明しています。
劇場版から4年で、ようやくここまで来たかー。小さい子に対してホワイトウォッシュならぬヘテロウォッシュを施されてないコンテンツを提供するのは本当に大事なことなので、こういう取り組みには頑張ってほしいです。
*1:Escandalaでは「LGBT+」表記になってますが、該当キャラを演じてる役者さんは「LGBTQ+」表記を使っているので、こちらで統一します。