石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

「ゲイだと思った」と4歳児を殺害した母親に終身刑

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「ゲイだと思った」という理由で4歳の息子に暴行を加えて死に至らしめた米国オレゴン州の母親が、2014年4月18日、終身刑を言い渡されました。この母親の恋人で、4歳児への暴力に荷担していた男は懲役12年半です。

詳細は以下。

US: Mother sentenced to life in prison for murdering 4-year-old she thought was gay · PinkNews.co.uk

この母親Jessica Dutro(25)は事件前、彼氏のBrian Canady宛てに、息子のZacharyちゃんがゲイになるだろうと書いたFacebookメッセージを送っていたとのこと。Dutroは息子のことを「アレみたいに歩いたり喋ったりする。うわあ」などと書き、Canadyが「何とかする」("work on")必要があるとほのめかしていたそうです。

その後2人は共謀してZacharyちゃんにひどい暴行を加え、Zacharyちゃんは腸の裂傷で死亡。ちなみにCanadyは、靴を履いた足でZacharyちゃんの腹部を蹴ったことと、事件の発覚を恐れてすぐに手当てを受けさせなかったことを認めています

この母親には終身刑が言い渡されましたが、オレゴン州の法律では、25年で仮釈放になる可能性があるとのこと。Canadyの方は、懲役12年半となりました。土足で4歳児の腹を蹴って死に至らしめても、たったこれだけ。

普段から「異性カップルこそ自然/正しい/本能にかなっている」とし、「同性愛者のカップルが子供を持つなんて、子供がかわいそう!」などと眉をひそめていらっしゃる皆さまは、こういう事件については何とコメントなさるのでしょうねー。見て見ぬふりで終わりなのかしら、やっぱり。