石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

クロアチア、シビルパートナーシップ法を可決

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2014年7月16日、クロアチアがシビル・パートナーシップ法案を可決しました。これで同国の同性カップルは異性カップルと同じ相続権や社会保障、税控除が得られるようになります。ただし養子を迎え入れる権利は、この法には含まれていないとのこと。

詳細は以下。

Croatia passes civil partnerships law · PinkNews.co.uk

この法案はドイツのパートナーシップ法(2001年成立)に習って起草され、賛成89票vs反対16票*1で可決されたとのこと。

ここに至るまでの経緯は、AFPBB Newsが詳しいです。

同国では昨年、教会が支援する団体の働き掛けで実現した国民投票で、結婚の定義を「男女間の結びつき」とする憲法改正案が承認されていた。

しかしゾラン・ミラノビッチ(Zoran Milanovic)首相の中道左派政権は、同性愛者の権利向上に取り組む姿勢を示し、同性カップルを「人生のパートナー」として登録することを可能にする法案を採択していた。

昨年の国民投票を実施に導いた団体「家族の名において(In the Name of the Family)」はこの新法を、「誠実さと民主主義の基本的なルール、そしてクロアチア憲法に反する」ものだと強く批判している。

なお、Equal Human Rights and Civil Rights for All Persons, No Matter Their Gender, No Matter Their Sexual Orientation: A Newsletterによると、この法の対象となるのは同性カップルだけ。パートナーとして登録した同性カップルが新たに養子を迎え入れることはできませんが、登録時に既に子供がいた場合、その子は法的にふたりの子として認められるそうです。同国の「ザグレブ・プライド」のDaniel Martinovic氏は、この法律を「少し保守的」としながらも、「同性カップルにとっては必要不可欠なもの」と評価しています

ちなみに他の東欧諸国では、スロベニアが2006年に「同性パートナーシップ登録法」(Zakon o registraciji istospolne partnerske skupnosti)を、チェコが同じく2006年に「登録パートナーシップ法」(Uzavření registrovaného partnerství)を施行しています。なんだか日本、どんどん取り残されて行きますね。

*1:AFPBB Newsの情報だと、「賛成95、棄権10で反対票はなかった」となっています。