石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

ヘテロにも朗報なのでは? ブラジルで女性3人がシビルユニオン登録

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ブラジルのリオデジャネイロで先週、女性3人がシビルユニオンに登録し、法律上の家族となりました。3人組でのシビルユニオン登録は、同国では彼女らが2組目。全部同性なのは初とのこと。

詳細は以下。

Brazil women legally enter three-person civil union - Gay Star News

今回家族となった3人は女性実業家(32)、歯科医(32)、総務部長(34)という組み合わせで、氏名は公表されていません。3人は同じアパートメントで一緒に暮らしており、子供を持つ予定とのこと。

「わたしたちは家族です。このつながりは愛の成果なのです」と、女性実業家は「O Globo」紙に語った。

「わたしは妊娠するつもりで、わたしたちは今その準備をしています。経済的な準備も含めて。関係を法的なものにするのは、子供やわたしたち自身が見捨てられないようにするためです。出産・育児休暇などの権利を、すべて得たいと思っています。

‘We are a family. Our union is the fruit of love,’ the entrepreneur told O Globo newspaper. ‘I will become pregnant, and we are preparing for this, including financially. Legalization is a way for our child and ourselves not to be abandoned. We want to enjoy the rights of all, such as maternity leave.’

この3人組シビルユニオン、ポリアモラスな人でなくても、そしてヘテロセクシュアルであっても、メリットは少なくないのでは……? 特に女性にとっては、したくもない3世代同居で他の家族のケアを全部押し付けられて暮らすより、気の合う女友達と家族になって公平に家事育児を負担した方が楽だったりするかも。順番に産休・育休をとれば、子供だって産みやすそうですし。そうそう、ドラマ『センス8』のリトのところのような、「ゲイカップル+女友達」という組み合わせだってありですよね。それで人工授精で子供を産んで、3人で育ててもよさそう。理論的に言って、その子はお母さん3人分に相当するケアを受けられるラッキーな子供時代を送ることでしょう。

ちなみに、ブラジルでシビルユニオン制度ができたのは2004年のことです。同国初の3人組シビルユニオンはどんなだったんだろうと調べてみたところ、こんな報道が見つかりました。

上記記事によれば、2012年に男性ひとりと女性ふたりという組み合わせで登録されてたんですね。3人での登録を禁じる法律はないという理由で、公証人がこの関係を認めたとのこと。この3人組はそれまで3年間リオデジャネイロで同居し、共同の銀行口座を持ち、生計を一にしていたのだそう。公証人は「これまでずっと存在していたものを認めているだけ」「以前『家族』と見なされたものと、現在『家族』と見なされるものが、必ずしも同じであるとは限りません」と話しています。

「誰とどのように暮らすか」を柔軟に選べるに越したことはないと思います。3人組のシビルユニオン制度、あたしは賛成です。