チリのサンティアゴの民事裁判所が2017年に出した判決に基づき、同国の住民登記所(Registro Civil)が、初めて子供の出生証明書にふたりの父親を記載したそうです。快挙。
詳細は以下。
この2017年の判決というのは、米国で結婚したのちチリでシビルユニオン登録をし、2014年に2人の養子を迎えていた男性同士のカップルに対してサンティアゴの第7民事裁判所が示していたもの。判決文では、同性カップルの両方に子との父子関係があると認めることを拒否するのは「親の性的指向に起因する違法な差別」であり、子供の最善の利益を考えれば「未成年者の出生証明書の修正要求は受け入れられねばならない」と述べられていたとのこと。
サンティアゴ連邦控訴裁判所も2019年7月にこの判決を支持し、住民登記所は2020年6月26日、ついに2人の子らの出生証明書を修正して、この子らが2人の父親を持っていることを認めたんだそうです。
これでより多くのふたりママ家庭やふたりパパ家庭が安心して暮らせるようになるといいなあ。