チリ中央部にあるサンティアゴ県マイプ(Maipú)で、子供のいるレズビアンカップルの家が落書きの標的にされました。一家は強い恐怖を感じており、人権団体から法的・心理的な助言を受けているとのこと。
詳細は以下。
事件が起こったのは2019年10月6日のこと。このカップルと子供たちが住んでいる家の門に、何者かがこんな落書きをしたんです。
Grave: atacan domicilio de familia homoparental en Maipú. En la casa viven una pareja lésbica y sus hijos. Ellas/as están muy asustadas/as. ¡Basta de abusos! ¡No más lesbofobia! https://t.co/skRj7TG5I2 pic.twitter.com/5wmeNsRRqN
— Movilh Chile (@Movilh) 2019年10月7日
落書きの部分を訳すと、「ここにレズビアンが住んでるぞ」となります。一家は2年間同じ住所に住んでいて、これまで隣人らとの間に差別の問題は一度もなかったとのこと。同国の人権団体「同性愛の統合と解放運動(Movilh)」のスポークスウーマン、ダニエラ・アンドラーデ(Daniela Andrade)氏は、この一家に法的・心理的なアドバイスを提供すると表明するとともに、以下のような声明を発表しています。
このような蹂躙を、処罰されないままにはしておけません。こういったことは、予防され、根絶されなければなりません。国には被害者の安全を保証する義務があります」
Estos atropellos no pueden quedar impunes, deben prevenirse y erradicarse. El Estado tiene el deber de garantizar seguridad a las víctimas”.
こういう落書き事件、英語圏でも死ぬほど目にするけど、スペイン語圏にもやっぱりあるのねえ。放っておいたら次に何をされるかわからないから、怖いよそりゃ。犯人が早くつかまりますように。