石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

アカデミー、ミシェル・ロドリゲスやウオシャウスキー姉妹らLBT女性を新会員として招待

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会員も受賞者も白人男性に偏りすぎているとしてかねてより批判を受けている映画芸術科学アカデミーが、多様性を重視した新会員招待リストを発表。リストの中にはレズビアンやバイセクシュアル、トランスジェンダー女性の映画人も複数含まれています。

詳細は以下。

Introducing The Academy Class of 2016

上記リンク先によれば、アカデミーが新会員として2016年に招待した683人の中には、以下のLBT女性が含まれている模様。

シェリル・デュニエ(Cheryl Dunye)
映画監督/脚本家。監督作に『ウォーターメロン・ウーマン』など。レズビアン。
シーア(Sia Furler)
歌手、ソングライター。セクシュアリティは「フレキシブル」。
チェリー・ジョーンズ(Cherry Jones)
女優。出演作に『24 -TWENTY FOUR-』、『ダウト 疑いをめぐる寓話 』など。レズビアン。
フィリダ・ロイド(Phyllida Lloyd)
映画監督。監督作に『マンマ・ミーア!』、『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』など。レズビアン。
ミシェル・ロドリゲス(Michelle Rodriguez)
女優。出演作に『ガールファイト』、『Lost』など。バイセクシュアル。
ディー・リース(Dee Rees)
映画監督/脚本家。監督作に『BESSIE/ブルースの女王』、『アリーケの詩』。レズビアン。
ラナ&リリー・ウォシャウスキー(Lana and Lili Wachowski)
映画監督、脚本家、プロデューサー。代表作に『マトリックス』3部作など。ふたりとも男性から女性へと性別移行。

さて、これまでのアカデミー賞の多様性のなさに関する批判については、詳しくは以下をごらんください。

2012年からこのような問題がはっきり指摘され続けてきたにもかかわらず、2016年の第88回アカデミー賞で俳優部門にノミネートされた20人はすべて白人。多様性ゼロ。このため多数のセレブが受賞式をボイコットしたり、「Variety」誌が真っ白な表紙で批判したりしたのは、記憶に新しいところです。

この事態を受け、アカデミーは2020年までに女性や有色人種などマイノリティの選考メンバーを2倍に増やすと発表しています。Deadlineによれば、2016年にアカデミーが招待した新会員のうち46%が女性で、41%が有色人種だとのこと。性的マイノリティの女性がこれだけ招待されたのも、おそらくは多様性を増やす(あるいは、多様だとアピールする)ための試みの一環なのでしょうね。そうは言っても、これでもまだ女性会員は全体の27%、有色人種の会員は11%に過ぎないそうですから、本当にアカデミー賞が変わっていけるのかどうかは来年以降の動きを見なければまだなんとも言えませんが。

とりあえずあたしゃ、「あの完成度の『キャロル』が賞を獲れないようなWhite Maleの祭典に用はありません」派なので、あんまり期待しないで見守ろうと思っています。いいんです、アカデミー賞がどうなろうと、あたしゃ「ドナルド・トランプが会場の周りを塀で囲むと脅すぐらい多様な」トニー賞を見て楽しみますから。今は見るものが山ほどあるんだから、時代についてこられない賞なんて、置き去りにしていくだけだわ。