石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

テッサ・トンプソンが男性にも女性にも惹かれると公表(追記あり)

Tessa Thompson
Tessa Thompson / Gage Skidmore

先日ジャネル・モネイ(Janelle Monáe)のMVで話題になった米女優テッサ・トンプソン(Tessa Thompson)が、PORTERでのインタビューで、自分は男性も女性も好きになると発言しています。

詳細は以下。

Tessa Thompson On Creed, Thor, Race, Sexuality & Janelle Monae | PORTER

テッサ・トンプソンはドラマ『ヴェロニカ・マーズ』や映画『クリード チャンプを継ぐ男』、『アナイアレーション』などで知られる女優。マーベル映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』ではヴァルキリーというバイセクシュアル女性の役を演じています。その彼女の、上記インタビューでの発言がこちら。

「(うちの家族では)みんな、なりたい自分でいられるんです。わたしは男性にも女性にも惹かれます。女の人を家に連れてこようと、男の人を連れてこようと、うちじゃ議論する必要さえないんです」

“[In my family] you can be anything you want to be. I’m ATTRACTED to men and also to women. If I bring a WOMAN home, [or] a man, we don’t even have to have the DISCUSSION”

この発言を「両性愛者としてのカミングアウト」としているメディアもあるようですが、パンセクシュアルかもしれないし、別に自分で自分にラベルを貼っていないのかもしれないし、厳密にいえば「両性愛の表明」とはまたちょっとちがう気もします。どっちかというと、もうちょっとゆるい「日常生活の説明」に近いんじゃないかな、この発言。4月にジャネル・モネイが自分のことを「クッソ自由なやつ」("a free-ass motherfucker")と呼んだときの雰囲気に近くて、この肩の力の抜けっぷりがいいなあと思いました。今後も応援するわ。

追記(2018年6月30日)

このインタビュー、ジャネル・モネイについての言及もあって、テッサはこんなことを言ってます。

「ジャネルとは深く愛し合っています。とても親しくて、周波数が同じなんです。わたしたちが何なのか、人があれこれ推測したがったとしても、わたしは全くかまいません」

“Janelle and I love each other DEEPLY. We’re so close, we vibrate on the same FREQUENCY. If people want to SPECULATE about what we are, it doesn’t bother me”

これも「熱愛発覚!!」と受け取る人もいれば、「あら仲良しさんなのね」と受け取る人に分かれそう。どっちにも解釈できるし、どっちでも別にいいんじゃないの、と自分は思いました。