石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

イスラエルのレスラーがゲイとしてカミングアウト

プロレス格闘技 蒔絵シール 「ドロップキック 金」

イスラエルのプロレスチャンピオン、ニル・ロッテンバーグ(Nir Rotenberg)、別名リクソン・ルアス(Rixon Ruas)が同性愛者であることを公表しました。若者のロールモデルになりたい、と彼は語っています。

詳細は以下。

Israel’s Wrestling Champion Comes Out: “Don’t Afraid To Be Who You Are” - AWiderBridge

上記記事はWDGでのインタビューの英訳です。以下、一部抜粋して英語から日本語にしてみました。

「もし自分に若いレスラーの同性愛者のロールモデルがいたら、昔抱いていたような恐怖は抱かずに済んだことでしょう」

“If I had a gay role model as a young wrestler, the fears I’ve had in the past would have been avoided.”

『LGBTコミュニティは十分な成果を手にしているみたいだし、もう自分は戦わなくていい』と考える人にはなりたくありません。なすべきことは、まだとてもたくさんあります」

I don’t want to be the one in whose period the struggle was stopped because we apparently achieved enough. There’s so much to accomplish.”

「何年か前のわたしと同じところにいる若い人たちにとってのロールモデルになりたいと思っています。彼らに『本当の自分であることを恐れないで』と伝えたいのです。わたしを見れば、このコミュニティの典型例が、恥じ入ったり謝ったりしなくてもチャンピオンや主役になれるということがわかります。

“I would like to be a role model for young people who are at the point where I was a few years ago. I want to tell them, ‘do not be afraid to be who you are.’ I proved that a representative from the community could be a champion and a leading figure without being ashamed and without apologizing.

ニール・ロッテンバーグ(リクソン)選手はこんな人。彼は現在、テルアビブでパートナーのRonenさんとともにお子さん2人を育てているとのことです。

以前米国のレスラーのマイク・パロウ(Mike Parrow)がカミングアウトしたとき、子供のころ目にした「ゲイ」はテレビの中の女っぽいタイプのキャラクターだけで、だから自分はゲイじゃないんだと思っていたと話していたのを思い出します。似たような経緯で混乱したり、人生の回り道をしてしまった人はきっといると思うから、やっぱりいろんなタイプのゲイの可視化が必要よね。ちなみにリクソンの所属するプロレスリーグはこのカミングアウトを全面的に支援していて、テルアビブ・プライドの日には公式Facebookのロゴをレインボーカラーに変えたりもしていたそうです。ここまで来られたのは先人の力(ビリー・ジーン・キングが1981年にアウティングされたときの周囲の『ぞっとするような(horrible)』反応から、37年かかってここまで来たのよ!)、ここから先はそれに続く人たちの努力だと思います。