石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。

「ゲイの」10歳児、継父に頭から床に落とされていた 妹が証言 米カリフォルニア州

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ゲイの10歳児殺害のカップルに容疑追加 死刑の可能性も - 今週の未紹介LGBTニュース(2018年10月7日)」の続報。亡くなった少年の妹が、少年は母親のボーイフレンドによって何度も頭から床に落とされていたと大陪審で証言しました。

詳細は以下。

Sister: Step-dad killed 'gay' boy, 10, by dropping him on his head 10 times

この事件の概要について、以下、「ゲイの10歳児殺害のカップルに容疑追加 死刑の可能性も - 今週の未紹介LGBTニュース(2018年10月7日)」から引用します。

米国LAでゲイとしてカミングアウトした10歳の男児を殺害したとして逮捕された母親と内縁の男に対し、この殺害が意図的なもので、拷問の行為が含まれていた疑いが追加され、死刑となる可能性が出てきたそうです。

この母親、ヘザー・バロン(Heather Barron)容疑者の息子、アンソニー・アバロス(Anthony Avalos)くんは2018年6月、LA郊外の自宅でたばこのやけどだらけの遺体となって発見されています。彼は亡くなる前、男の子が好きだと発言したばかりでした。地区検事局の主張によれば、バロン容疑者はボーイフレンドのカリーム・レイヴァ(Kareem Leiva)容疑者とともにアンソニーくんの顔面にホットソースをかけたり、ベルトなどで鞭打ったり、逆さまにして何度も頭から落としたり、家具に叩きつけたりしていたとのこと。さらに、食事を与えないとか、反対に無理やり食べさせるとか、トイレに行かせないなどの虐待もしていたんだそうです。

アンソニーくんは栄養失調で、全身にあざとやけどの後があり、頭部に重傷を負っていました。母親は救急に電話をしたとき、彼のけがについて「階段から落ちた」と説明していたのですが、Gay Star Newsによればアンソニーくんの8歳の妹の証言はこう。

「ママがアンソニーに病院に行くよと言った日の前の夜、カリームがアンソニーの脇のところを持って体を持ち上げて、床に落とした。それを10回ぐらいやった」

‘The night before my mom told Anthony that they were gonna go to the hospital, Kareem picked him up from his armpits and dropped him on the floor. He did that about 10 times.’

この妹によれば、翌朝起きたアンソニーくんは「ちょっと変」で、「ママは病院に行くと言ったけど、アンソニーは寝たいと言った。ママはしばらく寝かせておいて、そのあとアンソニーが起きて、『息をしてない』とママが言った」とのこと。

検察は、バロン容疑者とレイヴァ容疑者は、アンソニーくんが男の子が好きだと言ったために「激しい拷問」(severe torture)を加えたとして、拷問をともなう殺人の容疑でふたりを起訴しています。PinkNewsによると、両容疑者はともに無罪を主張しているそうです。

Friedman (2011)*1によれば、性的マイノリティの子供は非マイノリティの子供より親または保護者からの身体的虐待に遭いやすい傾向にあるのだそうです。それが最悪の結果となって表れたのが、今回の事件だと思います。 abc7chicago.comはこの一件の裁判の日程はまだ決まっていないと報じていますが、続報を読むのが気が重いです(このエントリではかいつまんでしか紹介してないけど、レイヴァがやってた虐待って、読めば読むほどひどいのよ。キャリー・ホワイトの母親が天使に思えてくるレベルよ)。

*1:Friedman, M. S. (2010). A Meta-Analysis of Disparities in Childhood Sexual Abuse, Parental Physical Abuse, and Peer Victimization Among Sexual Minority and Sexual Nonminority Individuals. American Journal of Public Health, 101, 1481–1494.