2019年4月26日、米国ユタ州のモルモン教系大学、ブリガムヤング大の卒業式で、卒業生総代のマティー・イーストン(Matty Easton)さんがスピーチ中にゲイとしてカミングアウトしました。
詳細は以下。
動画はこちら。
「わたしがいま、家族と、友人と、卒業生一同の前に立っているのは、自分が神のゲイの息子であることを誇りに思っていると話すためです。わたしは壊れてなどいません。わたしは愛されていて、神の計画の中の大切な存在で、人は皆そうなんです」
「4年前だったら、自分が大学の人たち全員の前でカミングアウトすることなどは想像もできなかったと思います。すばらしい気分です」
“I stand before my family, friends, and graduating class today to say that I am proud to be a gay son of God. I am not broken. I am loved and important in the plan our Great Creator. Each of us are.”
“Four years ago, it would have been impossible for me to imagine that I would come out to my entire college. It is a phenomenal feeling.”
モルモン教会というのは2008年に大量の資金を費やしたキャンペーンでカリフォルニア州の同性婚を潰したところです。最近同性カップルの子供たちにも洗礼を授けると発表したり、こうしてまさかのブリガムヤング大でカミングアウトする人が出てきたりするところを見ると、少しは風向きが変わってきているんでしょうか。そうは言っても、少なくとも2015年の時点でまだ同性婚は「殺人以上、性的虐待以上、小児性愛以上」の道徳違反だとするポリシーがあったとも言われてますから、諸手を挙げてほめたたえるのはまだ早いとも思いますけどね。とりあえずご卒業とカミングアウトおめでとうございます、今後も会話を続けて、ゲイは「壊れている」だなんていう人たちの迷妄を破っていってください。