石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

PS2ゲーム『アルトネリコ2 世界に響く少女たちの創造詩』プレイ日記(その4)

アルトネリコ2 世界に響く少女たちの創造詩

アルトネリコ2 世界に響く少女たちの創造詩

面白い! 面白いよこれ!

今Phase2からPhase3に入ったところで、まさに中盤にさしかかったところ。百合ゲとしては、これからルカとクローシェのイチャイチャ度が上がる気配が濃厚で、大変嬉しいあたりなのですが、そこに至るまでのふたりの本音のぶつかり合い*1が超絶面白かったです。特にルカ役の声優さんの迫真の演技がそれはそれは凄かった。「おおおおお。人と本音でかかわるのって、こういうことだよなー」と、すんごく納得しました。ドロデレ(とルカ本人が言ってます)最高。ルカ大好き。

つーかね、こういう部分なしに、単に役割分担的にイチャイチャされてもつまんないと思うんですよね。役割分担的、というのはつまり、百合ものによくあるパターンの、相手が「憧れのお姉さま」だから、「かわいい後輩」だからなんていう理由でイチャイチャするってやつです。そういう役割分担っていうのは、イチャイチャのほんのとば口にはなるだろうけど、まだ全然本気で相手にかかわってない状態だと思います。男女恋愛でもそうでしょうけど、本っ当に真摯に相手とぶつかり合うようになると、このアルトネリコ2のPhase2のようなしんどい部分は絶対絶対避けて通れないと思うんですよ。

そういう、人間ならだれにでもある怖い部分や昏い部分をがっつり描いて、むしろその部分をしっかり受容することから人間関係の構築を始めさせるというのがアルトネリコ2の凄いところ。この要素だけで、このゲームは既にあたしの中では殿堂入りになりました。これで中盤〜後半の百合的イチャイチャが充実してたらもはや神ゲー。さて、どうなるか。

その他

音楽がやはり最高。もうクリアを待たずにサントラとかヒュムノスコンサートとかを買っちゃおうかと考慮中です。つか、このゲームを楽しむためだけにでもドルビープロロジック導入してしまいたいという思いにまでかられています。レプレキア(という魔法のようなものがあると思ってください)なんて、音楽が聴きたい一心で、必要ないときまでついつい発動させちゃうもんなあ。すげーわこれ。

*1:ルカとクローシェだけでなく、ルカとクロアのぶつかり合いもそれはそれはすごいんですけどね。「無個性な男主人公がやたらと女のコたちにチヤホヤされまくる」というエロゲー的展開を期待していた人なら涙目になること必至、ってぐらい。