Ugandan gays protest for rights | News Story on 365gay.com
2009年3月31日、ウガンダの首都カンパラで、約20人のゲイとレズビアンが同性愛者の権利を求める抗議集会を開いたというニュース。「たった20人?」と思う人もいるかもしれません。でも、これは、ものすごいことなんです。
同記事の中から、ウガンダのゲイとレズビアンが置かれている実情をいくつか抜き書きしてみます。
- 同性間の性行為は、最大で終身刑が科される犯罪行為とされる
- さらに昨年10月、同性愛者であるだけで犯罪と見なすよう法律を拡大すると発表される
- 2007年における、ウガンダのイスラム法学者Sheikh Ramathan Shaban Mubajje氏の発言:「大統領に、ヴィクトリア湖の島をひとつくださいとお願いした。その島に同性愛者を置き去りにしてやる。彼らが死ねば、この国に同性愛者はいなくなる」
- ウガンダのMuslim Tabliqh Youth、同性愛と戦う「反同性愛部隊」を組織すると発表
- 国際ゲイ・レズビアン人権委員会、米ブッシュ政権がウガンダのレズビアンやゲイへの暴力と差別を促進する団体に資金提供していたという証拠を暴露
- ちなみにブッシュ政権は、「反同性愛部隊」を組織するMuslim Tabliqhにも資金提供している
- アンチゲイによる暴力は日常茶飯事
- 反同性愛的な宗教団体は、LGBTの人権活動家の住所氏名や写真をネットに晒してアウティングしている
- つい先週、何百人もの反同性愛派が数日間に渡って集会を開き、「ゲイたちは子供たちを同性愛者に変えようとしている」と非難
……冒頭に書いた約20名のゲイとレズビアンは、こんなホモフォビックきわまりない状況下で抗議集会を開いたんですよ。命がけですよ。参加した女性のひとりは、彼女を「祓い清めようとした」牧師とその信徒から人前で衣服をはぎ取られて愚弄されたそうです。なんかもう胸ふたがる思いです。「自分にできることは何だろう」と考えた結果、「知り得たことを日本語化してネット上に置く」だけでもやらないよりはマシだと思い、今日はこのニュースを取り上げてみました。読んでくださった皆様が、これを機にいろいろ考えてくださったら幸いです。