2009年4月15日、米国ワシントン州で、ドメスティック・パートナーシップに結婚と同等の義務と権利を付与する法案が上院を通過したというニュース。投票結果は賛成62対反対35。これで同州のドメスティック・パートナーは、遺族年金や税金の扱いなどにおいて、婚姻カップルと同じ権利を持つこととなります。
Kirkland Reporterの記事によると、反対派は「信教の自由を侵す」と主張したり、暗に「男性と女性が構成する家庭で育たないと、子供が社会規範を破るようになる」とほのめかしたりしていたようです。が、前者に関しては、どんな宗教にも「他人の権利を不当に奪う自由」などないはずですし、後者に関してはエヴィデンスがないばかりか、単親家庭や同性カップル家庭で育てられている子供達への中傷でもあります。こんな意見が通らなくて、本当によかった。
それにしてもここまで結婚と同等の扱いを認めるんなら名前も「結婚」にしちゃってよさそうなものなのに、なかなかそうは行かないんですね。そのへんが反対派の最後の砦なのかしら。なにはともあれ、おめでとう、ワシントン。