同性婚の話題になると「子供が混乱する」、「子供に説明できない」などとおっしゃる方をよく見かけます。それでは実際に既婚ゲイカップルに初めて出会った子供がどう反応するのか、動画で見てみましょう。
詳細は以下。
WATCH: This Kid's Reaction To Meeting A Gay Couple For The First Time Is Priceless
動画はこちら。
Kid's reaction to meeting a gay couple for the first time is priceless - YouTube
会話をざっくり日本語にすると、こんなです。
男の子「おじさんのだんなさんが男の人なの?」
ゲイ男性「そうだよ」
男の子「おじさんたち、ふたりともだんなさんなの?」
ゲイ男性「両方ともだんなさんだよ」
男の子「りょうほうだんなさんなんだ。けっこんしてるの? おもしろいな」
ゲイ男性「おもしろいね、うん」
男の子「(大発見をしたかのように、興奮気味で)だんなさんとだんなさんなんだ! それはつまり、あいしあってるってこと?」
ゲイ男性「そうだよ」
動画は、質問にすべて答えてもらって満足した男の子がこう言うところで終わります。
「ねえ、ぼく今からピンポンしに行くんだ。いっしょにやりたければやっていいよ」
かわいいねえ。
元記事のコメント欄にも、興味深い話がありました。孫を持つおじいちゃんからのコメントなんですが、そのお孫さんのおじさんにあたる人がゲイなんだそうです。
以前孫のひとりが、どうしてジョンおじさんはガールフレンドがいないのと聞きました。わたしはジョンおじさんはラリーを愛しているからだよと言いました。おじさんはガールフレンドは欲しくないんだ、ラリーと一緒にいて幸せなんだよと。孫はそれ以上何か言ったり聞いたりはしませんでした。それ以来、孫たちはこのことに関してまったく問題なく過ごしています。
Once a grandchild asked me why Uncle John didn't have a girlfriend. I told him it was because Uncle John loved Larry. And he didn't want a girlfriend, he was happy with Larry. No more said or asked. They've never had a problem with it.
子供ってこういうものだと思うんです。説明すればちゃんと理解するし、大人が前もって偏見を植え付けておかない限り、いちいち騒いだりショックを受けたりしません。同性婚や同性愛の話題で「子供が混乱する」、「子供に説明できない」というのは主語のすり替えであって、あれは要するに「私が混乱する」、「私が私に説明できない」ってことでしょう。自分の慣れ親しんだ古い価値観の枠組み(同性愛は悪いこと/隠すべきことであり、結婚とは男女間だけのものetc.)を現実に合わせてアップデートする心理的コストを引き受けたくないのはわかるけど、そこから目を背けるために子供をダシにするのは卑怯だとあたしは思ってます。