オランダのロッテルダムで、ホモフォビックな若者らに罵倒されたゲイの友人を守ろうとした17歳の異性愛者男性が殴る蹴るの暴力をふるわれ、病院に搬送されました。
詳細は以下。
このヘテロ男性ジャック・ロバーツ(Jack Roberts)さんは2019年7月1日、ガールフレンドと、オープンリー・ゲイの友人と一緒にロッテルダムの街中を歩いていました。そこに10人の若者らが近づいてきて、このゲイの友人に向かってホモフォビックな罵声を浴びせたのだそうです。若者らはさらに、友達を守ろうとしたロバーツさんを地面に投げ倒し、殴る蹴るの暴力をふるったとのこと。
ロバーツさんは救急病院に搬送され、治療を受けねばなりませんでした。写真はこちら。
Jack Roberts, un joven holandés, fue agredido y hospitalizado después de que 10 muchachos lo golpearan después defender a su amigo gay. https://t.co/XIP8edUVDT pic.twitter.com/n0GONa08rQ
— Gaybook (@RevistaGaybook) 2019年7月3日
地元警察は既にこの事件についての捜査を開始しているそうです。
何が驚いたって、この事件が起こったのがオランダだということですね。世界で最初(2001)に同性婚を認め、今や国民の約90%がLGBTの人々に肯定的で、レズビアンカップルが精子ドナーによって子供ももうけられる上に、産んでない方のパートナーも自動的に子供の法的な親になれて、ゲイの友人知人がいる人の割合がヨーロッパで一番多い(つまり、それだけ同性愛者が性的指向をオープンにできているということです)あのオランダでさえこれかよと。結局どこに行こうと前世紀(いやそれどころか19世紀とか、下手すりゃ中世だったりもするかも)の負の遺産から抜け出せていない人はいるのであって、警戒おさおさ怠るべからずってことなのかも。やだねえ。