ブエノスアイレスのマクドナルドで、男性ふたりが見知らぬ男からホモフォビックな罵倒語を浴びせかけられ、殴られて、縫合が必要なほどのけがをしました。ふたりは通報し、目撃者の情報提供を呼びかけています。
詳細は以下。
事件が起こったのは2020年2月10日の午前7時頃。被害に遭ったマルコス(Marcos)さんは、友達のフランコ(Franco)さんと一緒にパレルモ地区のマクドナルドで朝食をとっていたところ、30代とみられる男に「クソッタレのオカマ(“putos de mierda”)」などと叫ばれ、顔に炭酸飲料を投げつけられたと語っています。男は一旦警備員に引き離されたものの、その後またマルコスさんらに近づいてきて、鍵束でふたりを殴りつけたんだそうです。マルコスさんは顔中血だらけになって失神し、その後のことは覚えていないとの由。
マルコスさんもフランコさんも、この殴打で縫合が必要なほどのけがをしたとのこと。けがの様子がわかる写真はこちら。
Ataque homofóbico en Palermo: dos jóvenes fueron agredidos al grito de "putos de mierda" https://t.co/bTPjrrbAzt
— Clarín (@clarincom) February 16, 2020
ふたりは既に通報を済ませており、ソーシャルメディアを通じて目撃者の証言を募っているそうです。
先日のバルセロナのヘイトクライムでは、見ていただけで何もしなかった警備員が訴えられてましたが、こちらは警備員が引き離してもこの始末。ホモフォーブってなんでこうゲイ(だとみなした人)に執着するのかね。最近、NYCの地下鉄でマスクをしていた中国系女性を男が「病気持ち("diseased" )」と罵り、わざわざ走り寄って殴る蹴るの暴力をふるう(本当にウイルスが怖いのならそんなことするか?)という事件がありましたけど、それと似たものが根底にあるんじゃないですかね。