2019年11月14日、チリの地方自治体ロ・エスペホ(Lo Espejo)で25歳の男性が女のきょうだいと小舅からホモフォビックな暴力を受け、鼻の骨を折るなどのけがをしたと報じられています。
詳細は以下。
事件が起こったのは、この男性が当日午前6時半ごろにパニック発作を起こした後のことでした。男性のケアをしていいた母親が娘(つまり、男性から見て女のきょうだい。姉か妹かは不明)を呼んだところ、その女きょうだいが「おまえのそのオカマ・ショーをやめろ(“corta tu show maricón”)」と言い出し、小舅(女きょうだいの配偶者?)が男性をボコボコに殴り始めたのだそうです。
女きょうだいは小舅を止めるどころか「そのオカマをぶん殴れ」と叫んで煽り、被害者は約20分間にわたって顔、胸、腕、股間などを殴られ続けたとのこと。これにより男性は鼻骨を折られ、体じゅうに複数のけがを負いました。女きょうだいと小舅はそれでも飽き足りず、警察を呼んで被害者を「危険人物」として逮捕させようとまでしたのだそうです。さすがに警官からは、刑務所に行くべきなのはあなたがただと言われたんだそうですが。ちなみに、被害者の受けたけがの様子はこんなです。
Joven sufre violento ataque homofóbico en manos de su cuñado y hermana. Desfiguraron su rostro, mientras le gritaban “esto te pasa por maricón”. ¡BASTA YA! https://t.co/5EglLrmSkn pic.twitter.com/m1sIoZkZQB
— Movilh Chile (@Movilh) 2019年11月19日
これを見てもなお一体誰が危険なのかわからなかったら、その人は警官に向いてないよね。なお被害男性は、「彼らはわたしの顔が識別できなくなるぐらい殴ったのだから、しかるべき裁きを受けてほしい」と話しているとのこと。
一般的に女性は男性ほどホモフォビックじゃないと思われがちだけど、中にはこの女きょうだいみたいな人もいるから要注意ですね。よく考えたら世の中にはゲイとみなしたわが子を虐待して殺してしまった母親もいれば、レズビアンの同級生を誘拐して殺そうとした女子高生もいるので、別にジェンダーが何であろうとホモフォビックな人はとことんホモフォビックだということなのかもしれません。くわばらくわばら。