石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

米女子プロバスケットボールリーグ(WNBA)、LGBTコミュニティ向けのキャンペーンを開始

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2014年5月21日より、アメリカ女子プロバスケットボールリーグ(WNBA)が、LGBTコミュニティにもっと試合を見に来てもらうためのキャンペーンを開始しています。プロスポーツリーグ史上、このような試みは初のことだそうです。

詳細は以下。

WNBA Launches Campaign To Woo LGBT Community, Vows To Celebrate 'Inclusion'

もともとWNBAのファン層にはLGBTが多く、2012年に実施された統計によれば、米国のレズビアンの25%がTVでWNBAの試合を見ているのだそうです。こうしたLGBTファンたちに訴求するため始まったのが、この「WNBAプライド」キャンペーン。シンボルマークはこんな。

このキャンペーンでは、チームが地方のプライド・イベントに参加したり、LGBT団体と活動したりしていく予定とのこと。WNBAプレジデントのローレル・リッチー(Laurel Richie)氏はAPの取材に対し、「わたしたちはすべてのファンを尊重しています。それに、LGBTコミュニティは、これまでずっととてもとても熱心にWNBAを支えてきてくれたグループなのです」と話しています。

以下、WNBAのオープンリー・レズビアン選手のひとり、ブリトニー・グライナーのコメント。

わたしたちは、これでいいんだ、何も問題はないんだと示す道を開くのです。もっとたくさんのスポーツがこうする必要があります。今は2014年、もうそうしてもいい頃です。

"We'll pave the way and show its fine and there's nothing wrong with it. More sports need to do it. It's 2014, it's about time,"

LGBTの中でも特に「L」はスポーツ好きが多いので、いいところに目をつけたなと思いました。「差別しませんよ」と示すだけじゃなくて、積極的に「試合に来てね、歓迎しますよ」とキャンペーンを打つというのがおもしろいし、他のスポーツでもどんどんやるといいのでは。とりあえずソフトボールと女子サッカー、遅れを取っている場合じゃないわよ! アンタたちこそ「L」なファン(&プレイヤー)が山ほどいるんだからね!

なお、WNBAプライドの公式情報は、以下をどうぞ。

WNBA.com