- 今年のロックフェラーセンターのクリスマスツリーはレズビアン宅からの寄付
- プレミアリーグのチームがスタンドをレインボーに染める
- ドラマ『グッド・プレイス』のジャネットがなんだかゲイゲイしいことに
- トランス男子生徒を女子扱いし続けた教師を解雇 米バージニア州
- トランス女性射殺さる トランスへの暴力反対訴えた3年後 米デトロイト
- 南アフリカで歴史的法案可決 公務員は同性婚を拒否できなくなることに
- ランディ・レインボーが「トランプのお気に入り」発表
今年のロックフェラーセンターのクリスマスツリーはレズビアン宅からの寄付
Rockefeller Center Christmas tree donated by lesbian Latina couple
“After we bought the house, the previous owner told us, 'Hey, by the way, the tree in the yard? Rockefeller Center has been scouting it,’" said Shirley Figueroa. https://t.co/fsUWuzwKX0
— NBC Out (@NBCOUT) 2018年12月6日
冬の風物詩、NYロックフェラーセンターの特大クリスマスツリーにする木を、今年はあるレズビアンカップルが寄付したんだそうです。このカップル、リセッテ・グティエレス(Lissette Gutierrez)さんとシャーリー・フィゲロア(Shirley Figueroa)さんはアップステート在住で、今住んでいる家の前の持ち主から「そうだ、庭のあの木な? ロックフェラーセンターからずっと声をかけられてるんだよ」と言われ、なんだかんだでその全長72フィート重さ12トンのトウヒの木を寄付することになったとのこと。ブロンクス出身のフィゲロアさんにとって緑は特別大切なもので、木との別れはつらかったそうですが、「何かを切り倒したのなら、何かを戻さなくちゃ」ということで、大きなトウヒが植わっていた場所にこれから新しく何本か木を植えようと思っているとのこと。
ニューヨーク名物で、2016年にはレズビアン(ケイト・マッキノン)が点灯式をしてたあのツリーが、今年はレズビアン家庭からの寄付だなんて感慨深いわー。レズビアンがもっと不可視な存在だったころから、よくぞここまではるばる来たものよと思います。
プレミアリーグのチームがスタンドをレインボーに染める
Premier League club Watford fans make huge LGBT Pride flag in stands · PinkNews
🏳️🌈 | @ProudHornets @The1881_wfc 👏👏👏#RainbowLaces #watfordfc pic.twitter.com/fMaSBshvob
— Watford Football Club (@WatfordFC) 2018年12月4日
イングランドのサッカークラブチーム、ワトフォードFCのファンたちが、2018年12月4日の試合で観客席をLGBTプライド・フラッグの色に染めました。これは英国のチャリティ団体ストーンウォールが始めたスポーツ界のLGBT支持を表明する運動、"Rainbow Laces"に触発されてのことなんだそうです。いいと思う。2018年11月28日に発表された調査結果によれば、サッカーの試合でのホモフォビックな事件は増加傾向にあるようだから、こうやって戦っていかねば。
ドラマ『グッド・プレイス』のジャネットがなんだかゲイゲイしいことに
Janet Just Got Super Gay on 'The Good Place'
Netflixで見られる米ドラマ『グッド・プレイス』のシーズン3第4話で、Siriがアンドロイドになったかのような(ややこしいな)女性型アシスタントのキャラクタ「ジャネット」(D'Arcy Carden)が、かなりゲイゲイしい(レズビアンレズビアンしい?)ことになってます。ネタバレ防止のため詳しい説明は省きますが、ふたりのジャネット同士であることをする場面が登場するんです。これらの場面を演じたD'Arcy Cardenによれば、撮影にはD'Arcy Cardenの身長とまったく同じ高さの円柱にプラスチックの唇をつけたものを使ったほか、クリステン・ベルとキスもしたのだけれど、きちんきちんと手順に従って動かなければならなかったので「まるで手術みたいだった」とのこと。
ネタバレOKな方は、公式による以下のハイライト動画をどうぞ。
トランス男子生徒を女子扱いし続けた教師を解雇 米バージニア州
Virginia teacher fired for continuing to refer to trans student as female
米国バージニア州のウエスト・ポイント・ハイスクール(West Point High School)で、FTMトランスジェンダーの男子生徒を女性代名詞で呼び続けたフランス語教師が解雇されました。この教師、Peter Valming氏は、「今男性という自認を持っている女子生徒に対して男性の代名詞は使わない」と言っているとのことですが、同校は彼を反差別・反ハラスメントのポリシー違反で解雇したとのこと。
なお、トランスジェンダーの人を本人の自認とは違うジェンダーの語(特に代名詞)で呼び続けることは"misgendering"と呼ばれ、これは一種の暴力行為だと言われています。詳しくは以下を。
トランス女性射殺さる トランスへの暴力反対訴えた3年後 米デトロイト
A Trans Woman Has Been Killed, Three Years After Speaking Out Against Anti-Trans Violence
2018年12月7日、米国ミシガン州デトロイトで、トランス女性のキアナ・マテル(Keanna Mattel)さんが遺体で発見されました。遺体には銃で撃たれた形跡がありました。
マテルさんは2015年に、近所に住むトランスジェンダーのアンバー・モンロー(Amber Monroe)さんが射殺されたとき、トランスへの暴力反対を強く訴え、警察の無知とシンパシーのなさを非難していた人でした。そのわずか3年後にこんなことになるなんて、暴力の連鎖がひどすぎる。
南アフリカで歴史的法案可決 公務員は同性婚を拒否できなくなることに
South Africa passes historic vote to protect civil unions from homophobes
南アフリカの国民議会が、シビルユニオン法の歴史的な改正を可決しました。これにより、同国の公務員が、自分の「良心、宗教(または)信念」を理由として同性カップルの結婚を拒否することはできなくなるんだそうです。Deidre Carter議員の調査によると、これまでは内務省の結婚担当の係員の約半数が同性婚をとりおこなう義務を免除されていた(そのため、同性カップルが、同性婚ができる係員がいないという理由で結婚を断られたという苦情があったんだそうです)けれど、これからはそうできなくなるとのこと。
米国は南アフリカの爪の垢を煎じて飲むべきでは?
ランディ・レインボーが「トランプのお気に入り」発表
'Trump's Favorite Things' Parody Is Funny Because It's Horrifying
米国のコメディアン、ランディ・レインボー(Randy Rainbow)が、ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』の名曲「私のお気に入り」のパロディ「トランプのお気に入り」を発表しました。歌詞部分は全部字幕で見られるし、きちんと韻も踏んでるし、内容もタイムリーなものばかりです。