石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

カミングアウトした13歳ゲイ息子に母から感動的な手紙

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ゲイだとカミングアウトした13歳の息子宛に母親が書いた手紙が感動的だと話題を呼んでいます。この手紙、「カミングアウトされても困る、何て言えばいいんだ」とお困りの異性愛者さんに大いに参考になる文面なんじゃないかと。

詳細は以下。

These Heartfelt Letters Written By Parents And Mentors Supporting Gay Youth Will Make You Cry / Queerty

手紙の宛名は「親愛なるコナーへ」となっています。13歳で母親にゲイだとカミングアウトしたコナー君に宛てて、お母さんから書かれた手紙だということみたい。内容を一部訳してみますよ。

あなたが13歳で安心して親にカミングアウトできるような親子関係が持てていることを本当に誇りに思います。あなたが自分は愛されているんだ、安全なんだ、親は支援してくれて、自分のために戦ってくれるんだと思える環境がうちの中に作り出せているよう願っています。

I am pretty proud that we have the kind of relationship in which you feel comfortable coming out to me at 13 years old. I am hoping that we have created an environment in our house in which you know you are loved, you are safe, and that we will support you and fight for you.

これ、特に1文目が、誰かにカミングアウトされたときの答え方の模範例と言っていいんじゃないかと。つまり、何であれ自分と違う属性の人から「実は」とカミングアウトされたときは、「あなたが安心してカミングアウトできるような人間関係(友人関係、信頼関係、etc.)が作れていてよかった」と伝えておけばそれでいいってことですよ。それ以上何か特別なことを言う必要はないし、ましてや「わざわざカミングアウトするだなんて、こっちに気があるのか!?」なんて妄想してうろたえる必要はもっとないと思うんですよね。

元記事には手書きの手紙の全文が見てとれる写真が掲載されており、上記引用部分以外もとても感動的でした。なお、これはPFLAG(LGBTQの子を持つ親たちのサポート団体)のプロジェクト「A Note To My Kid」が発表した画像だとのことです。どこの誰かは知らないけど、コナー君、いいお母さんを持ったよね。