エレンの電話ネタやSNLの家族ネタなどで順調にパロディー化され続けているアデルの「ハロー」が、今度は高齢レズビアンの追憶と現在をめぐるショートストーリーとして生まれ変わりました。短編映画のようによく練られた展開をぜひお楽しみください。
詳細は以下。
Adele's 'Hello' As A Lesbian Romance Is More Tear-Jerking Than The Original
MVはこちら。
冒頭で『ウーマンラブウーマン』(原題:"If These Walls Could Talk 2")の第1話的な物語かと思わせておいて、オチが二段階ひねってあるところがとてもユニーク。歌詞にもぴったり合った内容だし、カップルの若かりしころの思い出の場面も、ぐっと来ます。
この映像はもともと、監督兼プロデューサーのサル・バルド(Sal Bardo)が、Paper Ringの"Great Escape"のミュージックビデオで使用したもの。"Great Escape"は、サル・バルドが監督した、異性愛と同性愛が反転した世界を描くショートフィルム『Pink Moon』に出てくる曲です。そのバルドが自ら映像を再編集してアデルの「ハロー」に合わせ、LGBTQバージョンとして発表したのが、このミュージックビデオだというわけ。
プロが編集してるんだから当たり前と言えば当たり前ですが、何度もリフレインされる"hello from the other side / I must've called a thousand times"なんて部分が映像に合いすぎて合いすぎて、もう今後この曲をレズビアンの歌としか聴けなくなりそうです。いやー、すごいもん見た。