MOVIEPILOTが、11人のゴージャス女優たちがインタビューで語った、女性同士のラブシーンを演じたときの感想を特集しています。
詳細は以下。
ごく一部だけ抜粋して訳すと、こんな感じです。
- サラ・ミシェル・ゲラー「セルマ(『クルーエル・インテンションズ』で共演したセルマ・ブレア)にありがとうと言いたいです。映画の仕事ではこれまででいちばん満足感を味わえるキスだったから」
- クリステン・スチュワート「ええと、彼女(『ランナウェイズ』で共演したダコタ・ファニングのこと)は15才だったから、体をまさぐるのは禁止だったのよ!」
- ラシダ・ジョーンズ「彼女(Our Idiot Brotherで共演したズーイー・デシャネルのこと)、柔らかいんです……とてもソフト」
- サラ・フォスター(『D.E.B.S』で共演したジョーダナ・ブリュースターに)「あなたはキスが上手」
- ジョーダナ・ブリュースター(上記のサラの言葉を受けて)「ありがとう」
- ネーブ・キャンベル「この映画(『ワイルド・シングス』)ではデニース(・リチャーズ)にキスしなければなりませんでした。楽しかった」
元記事では上記のほか、ナタリー・ポートマン、アマンダ・サイフリッド、スカーレット・ヨハンセン、パイパー・ペラーボ、エヴァン・レイチェル・ウッド、アデル・エグザルホプロスなどの発言も紹介されています。よくこれだけのインタビューを掘り起こしたものだと感心してしまいました。
ただし欲を言うと、『キャロル』の取材でのケイト・ブランシェットの発言が入っていたらもっとよかったかも。ケイトってば、「ケイトの体はとても柔らかくて、すべすべで、ほとんどの男性とは反対で……」と話すルーニー・マーラに「そして毛深いの。わたしあなたのために胸をワックス脱毛したのよ、ベイビー」と茶目っ気たっぷりに言ってみたり、キャロルがベッドでテレーズに言う"I never looked like that."*1という台詞について、トッド・ヘインズ監督が「男同士だったらたとえ思っていても言わないし、異性同士なら絶対に言うシチュエーションがない台詞だから面白いよね」(大意)と言ったのに対し、「あら、わたし本当にあんな外見だったことは一度もないわよ」と言い放ったりで、すんごく面白いんです。どちらもぜひ入れて欲しかった。というわけで、こうやって自給自足で紹介してみました。女優さんはこういうシーンがある作品に出るたび必ず取材で何やかや訊かれて大変だと思うけれど、変に構えずにこれぐらい当意即妙に答えてくれると、個人的にはとてもうれしいです。
*1:字幕だと『なんて美しいの』。直訳すると『わたしはこんな外見だったことは一度もない』