2017年公開予定の実写映画『美女と野獣』で、悪役キャラ・ガストンの子分ルフウがゲイという設定になっていることが発表されました。ディズニー映画のキャラクタがゲイだと公表されたのは、これが初めて。
詳細は以下。
上記リンク先によると、本作品でルフウを演じるのは『アナと雪の女王』でオラフの声を担当した米俳優ジョシュ・ギャッド。物語の中には、ルフウのセクシュアリティに関する「小さいけれども意義深いサブプロット」が用意されているとのこと。以下、ビル・コンドン監督による説明です。
「ルフウはガストンになりたいと思う日もあれば、ガストンにキスしたいと思う日もある男なんです」と、コンドンは打ち明けている。
「彼は自分が何を求めているのかよくわかっていません。自分にそうした感情があるということに気づき始めたばかりなんです。ジョシュは、そこから本当に繊細で愉快なものを作り出してくれます。そして、最後にはそれが予期せぬ結末を迎えるんです、教えるわけにはいきませんけど。でも、それは素敵で、ディズニー映画では他に例のないゲイな瞬間です」
“LeFou is somebody who on one day wants to be Gaston and on another day wants to kiss Gaston,” reveals Condon.
“He’s confused about what he wants. It’s somebody who’s just realising that he has these feelings. And Josh makes something really subtle and delicious out of it. And that’s what has its payoff at the end, which I don’t want to give away. But it is a nice, exclusively gay moment in a Disney movie.”
かく言うビル・コンドン自身がオープンリー・ゲイですし、なんといってもあのゲイゲイしい『ゴッド・アンド・モンスター』(1998)を撮った人ですから、これは期待していいのかも。とりあえず『ドリームガールズ』(2006)みたいに変にストーリーが分裂しちゃわないことを祈ります。いや、あれはあれで好きですけどね、『ドリームガールズ』も。
なおIMDbによればこの実写版『美女と野獣』の公開予定日は米国で2017年3月17日、日本で同4月21日。オフィシャルトレイラーと、ルフウがガストン(ルーク・エヴァンズ)をたたえる歌を酒場で歌う場面のクリップは以下をどうぞ。