石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

チェルシー・マニングが米「ヴォーグ(Vogue)」誌表紙に

free chelsea manning : san francisco pride parade (2014)
free chelsea manning : san francisco pride parade (2014) / torbakhopper

トランス女性の元軍人、チェルシー・マニング(Chelsea Manning)が、米ファッション誌「ヴォーグ(Vogue)」の125周年記念限定コレクションの表紙を飾るそうです。

詳細は以下。

'This is what freedom looks like': Chelsea Manning stuns in red bathing suit on Vogue cover

表紙写真の撮影はアニー・リーボヴィッツ(Annie Leibovitz)によるもので、チェルシー・マニング本人がTwitterに画像をアップロードしています。

訳:「これが、自由とはどのような物であるかだと思います」。

チェルシー・マニングは、ウィキリークスに米軍などの機密情報を提供したとして2010年に禁錮35年の有罪判決を受けた元米陸軍上等兵。判決の翌日にトランスジェンダー女性としてカミングアウトした彼女は、その後内部告発者の権利を擁護する人々の支援を受け、2017年5月、恩赦で釈放されています。先日トランプ米大統領がトランスジェンダーの人々の軍入隊を禁止したときには、「地上最大最強でもっともリッチな軍隊が、少しばかりのトランスの人のことで泣いてるわけ? F35にはお金を出すのに? 勇気が足りないのでは」とTwitterでコメントし、大いに話題になりました。

多様性を強調するわりにモデルは肌の色が薄い人ばかりだとか、プラスサイズのモデルのお腹や太ももを隠して撮影しているなどのような批判も受けている(これはそのモデル自身が『自分でそのポーズを選んだのであり、誰からの指示でもない』と反論しています)ヴォーグですが、こういう人を表紙に持ってくるあたりは攻めの姿勢だなあと思います。この号のカヴァーストーリーが読んでみたいんだけど、日本から買えるのかしら、これ。