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フロリダ州ケープコーラル市議選に立候補したジェイムズ・シュナイダー(James Schneider)氏の住居の戸口に、KKKからの脅迫状が置かれていたと警察が発表しました。スナイダー氏はオープンリー・ゲイで、脅迫状を発見したのは氏のパートナーだとのこと。
詳細は以下。
南部貧困法律センター(Southern Poverty Law Center)によれば、この手紙の差出人はKKKのケープコーラル地区のグループ「クー・クロス・ナイツ」(Ku Klos Knights)の会員で、文面はこんなだったとのことです。
「おまえがどこに住んでいるのか知っているぞ、ホモ野郎。勝つのは俺たちだ……今すぐ(立候補を)やめろ。おまえらオカマちゃんどもがまったく予期していないときに、ここに楽しい訪問をしてやるぞ。スモアは好きか?」
“We know where you live faggot. We are going to win...Quit now. When you girls least expect it, We will be here for a nice visit. Like s'mores?”
念の為補足しておくと、スモアというのはキャンプファイアで焼いたマシュマロなどで作るお菓子のことです。そして、この手紙がほのめかしている炎は、おそらくキャンプファイアのことではありません。なお、手紙の映像は、以下の動画で見ることができます。
KKK threatens Cape Coral political candidate: https://t.co/raEmg7qcZt via @YouTube
— NBC2 (@NBC2) 2017年8月30日
大統領があの有様ではKKKはさぞや調子づいていることだろうよ、と思っていた矢先にこの事件。どうすんのよアメリカ。スモア以外のものが焼かれてからじゃ、遅いのよ。
以下、シュナイダー氏の弁。
「わたしたちはこの手紙が置かれた場所から25フィートのところで眠っていたんです」とシュナイダーは語った。「これが本物だろうとそうでなかろうと、誰がしたことであろうと、震え上がりましたよ」
“I mean literally we were sleeping 25 feet from where they dropped this thing off,” Schneider said. ” Whether it’s real or not whoever did it they shook us up.”
それでも彼は立候補をやめるつもりはないと述べています。
「ほとんどやめてしまうところでした。でも、もしそうしていたら、彼らの勝ちだということになってしまっていたでしょう。わたしは、自分は市議にふさわしい立候補者だと思っています」
“I almost quit which would’ve meant they won. I think I’m the appropriate candidate for the position.”
ちなみにKKKは先日、米国のスペイン語TVネットワーク・ユニヴィジョンのヒスパニック系ニュースアンカー、イリア・カルデロン(Ilia Calderón)さんをNワードで呼んで、「国から出ていけ」「おまえを焼き尽くしてやる」と脅したりもしています。ほんとにどうすんのよアメリカ。まさかこのまま50~60年代ぐらいの状況まで逆行しちゃうの?