フランス・パリのマレ地区でプライド月間を祝うために設置されたレインボーカラーの横断歩道が、3日で2回落書きの被害を受けたそうです。
詳細は以下。
Paris rainbow crossing vandalised for the second time in three days · PinkNews
最初の被害が出たのは2018年6月25日。横断歩道のレインボーカラーの部分が白く塗りつぶされ、交差点の真ん中には「LGBTはフランスから出ていけ("LGBT hors de France" )」と落書きされています。
Rainbow-painted pedestrian crossing celebrating Pride has been vandalised in Paris. #PrideMonth https://t.co/edCDHvLTRP … pic.twitter.com/TOUTPtQOkO
— Attitude (@AttitudeMag) 2018年6月26日
パリのアンヌ・イダルゴ(Anne Hidalgo)市長らはこの蛮行を非難し、横断歩道は元通りに修復されました。しかしながら6月28日、今度は虹色の帯の上に黒い字で「出ていけイダルゴ(“Hidalgo dégage” )」「LGBT独裁("dictature LGBT")」などと落書きされてしまったとのこと。
Paris rainbow pedestrian crossing vandalised again #Pride #PrideMatters https://t.co/6hGC8pJCuM pic.twitter.com/YRSoF1BhSC
— Attitude (@AttitudeMag) 2018年6月29日
そしてまた清掃。
Merci aux agents de la Ville de @Paris, déjà sur le terrain pour nettoyer une nouvelle fois les passages piétons arc-en-ciel du Marais. #LoveWins #Pride #Paris pic.twitter.com/vhoLk5xd65
— Anne Hidalgo (@Anne_Hidalgo) 2018年6月29日
マレと言ったらパリの新宿二丁目かと思っていたのに(雑な理解)、それでもやっぱりこんなもんなんでしょうか。でも、これは単に世界中で起こっていることがパリでも起こっている(参考:今週の未紹介LGBTニュース(2018年6月17日) - 石壁に百合の花咲く)だけとも言えますね。所詮ケンカは最後まで立っていた人の勝ちなので、汚されても汚されても元に戻すというパリ当局のやり方は正しいと思います。おりしも今日、つまり6月30日はパリ・プライド(Marche des fiertés)の日なんですが、3度目の落書きなしにたくさんの人が楽しくこの横断歩道の上を歩いていてくれたらうれしいです。