石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

ブダペスト・プライド2018参加者、楽器とチャントでファシストに立ち向かう(ファシストは退散)

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ハンガリーで2018年7月7日、ファシストのグループがブダペスト・プライドのパレードルートを横断幕で塞ごうとしました。パレード参加者らは一歩も退かず、大音量の楽器とチャントで対抗。やがて警察が現れ、ファシストらは退散したそうです。

詳細は以下。

A group of Fascists blocked Budapest Pride but love won on the day

ブダペスト・プライドはこれで23回目の開催で、今年は1万人もの参加者を集めています。 Mérceによれば、ファシストと参加者の対立はジョカイ広場(Jókai tér)というところで起こったそうです。同国の極右グループ、"Sixty-Four Counties Youth Movement"のメンバーが、横断幕を広げて立ちはだかり、参加者を通らせまいとしたんです。

参加者は足を止めず、極右グループの目と鼻の先まで進んでいって大音量で太鼓や笛を鳴らし、チャントをするというかたちで抗議をおこないました。A MI IDŐNKさんのFacebookの動画(GayStarNewsでも見られます)がものすごくカッコいいので、ぜひごらんになってください。同じ場面を別の角度から撮った動画は、以下をどうぞ。

結局、にらみ合うパレード参加者とファシスト集団の間に警察が割って入り、ファシストらは退散したとのこと。衝突が暴力的なものにならなくて、本当によかった。ブダペスト・プライドって、2008年の時点では極右グループが火炎瓶を投げて少なくともけが人10人、逮捕者49人という騒ぎになってましたからね。映像は以下を。

それを思えば、2018年のなんと平和的なことか。「パレードなんてしても無駄」と言いたがる人は多いけど、こうやって10年以上時系列的にニュースを見てきた自分としては、やっぱり無駄じゃないと思うわ。