石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

『The Miseducation of Cameron Post(仮・ミスエデュケーション)』の翻訳出版プロジェクトが始まります

The Miseducation of Cameron Post (English Edition)

サウザンブックス社PRIDE叢書にて、クロエ・グレース・モレッツ主演の映画『The Miseducation of Cameron Post(邦題・ミスエデュケーション)』の原作小説の翻訳出版プロジェクトがスタート間近となっています。メールアドレスの登録はもう始まっていますから、買い逃したくない方はぜひチェックを。

詳細は下記リンク先をどうぞ。

thousandsofbooks.jp

小説版『The Miseducation of Cameron Post(仮・ミスエデュケーション)』は、90年代の米国で同性愛矯正施設にぶちこまれたレズビアンの高校生キャメロンの成長物語です。ゲイティーンの複雑な内面がこまやかに描き出されているし、いろんな象徴をフル活用して話に奥行を持たせているところも面白く、個人的にはここ数年で読んだうちでもっとも「翻訳出ないかしら」と思っていたレズビアン小説でもあります。より詳しい感想は、以下をどうぞ。

サウザンブックスのPRIDE叢書は、「セクシュアル・マイノリティが自らを肯定しプライドを持って生きるために役立つ世界の本を、クラウドファンディングを活用して出版するシリーズ」*1。これまでに第1弾としてスペインのゲイ小説『ぼくを燃やす炎』、第2弾に絵本『ふたりママの家で』が出版されており、第3弾『Gay & Lesbian History for Kids(子どものためのゲイとレズビアンの歴史_LGBTの権利回復を求めた100年の苦闘』のクラウドファンディングも始まっています。で、そのPRIDE叢書で、今度は『The Miseducation of Cameron Post(仮・ミスエデュケーション)』の翻訳出版プロジェクトが始動するというわけ。「読んでみたいけど、英語だとちょっと面倒かも……」と思っていらしたあなた、チャンスですよ。読みましょう、日本語で!!