石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

米CBP、移民男性に「男が好き」との札を持たせて辱めたと告発される

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米国の税関・国境取締局職員が、ホンデュラス人の移民男性を辱めるため、「わたしは男が好きです("Me gustan los hombres")」と書いた紙を持って歩かせたと報じられています。ひどいな、移民差別とホモフォビアの佃煮かよ。

詳細は以下。

edition.cnn.com

この紙の映像はこちら。

CNNは税関・国境取締局の職員からのメールでこの事件を知ったとのこと。この職員は、テキサス州エルパソの移民拘置所で、ホンデュラス人の移民男性がこの紙を持たされて他の移民たちの前を歩けと指示されるのを目撃したのだそうです。メールを書いた職員は、この紙を書いた職員と、それを見て笑っていた職員に対し、それは職業上の倫理に反する(unprofessional)行為だと言って抗議したのだそうですが、彼らは返事をしなかったとのこと。さらに、この紙を責任者のもとに持って行っても、何の対処もなされなかったのだそうです。

ちなみに米国では最近、国境巡視隊の非公開のFacebookグループで移民差別・ラティーノ差別・女性差別的な「ジョーク」が飛び交っていたことが明るみになり、ケビン・マカリーナン(Kevin McAleenan)DHS長官代行が緊急調査を実施したと発表したばかり。このグループは非公開とは言え約9500人ものメンバーがいて、拘置所を訪問するラティーノの議員にブリトーをぶつける話だの、アレクサンドリア・オカシオ=コルテス(Alexandria Ocasio-Cortez)議員の卑猥なイラストだのをシェアしてたんだそうです。ああやっぱり差別の佃煮。果たして調査なんかでこの膿が出し切れるものなのか、はなはだ疑問に思います。