メキシコのテレノベラAmar a Muerteで一躍人気となった女性キャラ同士のカップル、フリアナ(Juliana)とバレンティーナ(Valentina)が、女性誌「ELLE」メキシコ版の表紙を飾りました。
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テレノベラというのは、日本語で言うところの「メロドラマ」的なTVドラマのこと。上記写真のバルバラ・ロペス(Bárbara López)が演じているフリアナは組織に追われる殺し屋を父に持つ娘、マカレナ・アチャーガ(Macarena Achaga)演じるバレンティーナはリッチなメディア王の娘という設定です。このフリアナとバレンティーナは友達から始まって恋人同士になるのですが、ふたりの間のケミストリーやキスシーンが大変好評で、シップネーム「フリアンティーナ(Juliantina)」のファンダムは90か国以上に存在すると言われています。Amar a Muerteは2019年3月に終わっていますが、この世界中のファンたちの懇願により、フリアンティーナを中心にしたスピンオフのTVシリーズと、映画の製作が決定しています。
メキシコというカトリック勢力の強い国のネットワークでクィアなラブストーリーが放映されたことも、それが世界中で大人気になってスピンオフまでできるということも、そのカップルがメジャー誌の表紙を飾ることも、どれも快挙だと思います。日本のTV局でも配信サービスでもいいから、どこかで見られるようにしてくれませんかねこれ。