石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

バス停でトランス女性撃たれる 米テキサス州

f:id:miyakichi:20190928222429j:plain

2019年9月20日、米国テキサス州ダラスで男がトランス女性を車で追いかけ、拳銃で数発撃つという事件が起こりました。警察によれば、逮捕された容疑者は、被害者に向かって反同性愛・反トランスな罵倒語を叫んでから発砲したと認めているとのこと。

詳細は以下。

dfw.cbslocal.com

警察の発表によれば、ドミンゴ・ラミレス=カベンテ(Domingo Ramirez-Cavente)容疑者(29)には午後11時5分ごろピックアップトラックを運転して被害者に近づき、「ゲイとトランスジェンダーの人々を蔑む発言」をし、歩いてその場を離れようとした被害者を追いかけて横に車を停め、拳銃で数回撃った疑いがかけられているとのこと。

35歳の被害者は胸と腕を複数個所撃たれて手術を受け、22日まではけがのため話せない状態だったそうです。解せないのは、警察がこの事件をヘイトクライムとして捜査している一方、ラミレス=カベンテ容疑者は少なくとも9月25日の時点では加重暴行でしか告発されていないということ。スペイン語の報道にその原因とおぼしきことがちょっと説明されてたんですが、テキサス州のヘイトクライム法ではトランスジェンダーの人々は保護対象に含められていないんですね。そんなんだから今年だけでも3人もトランス女性が殺されてるんじゃないの、テキサス州。ミシシッピ州の2015年のトランス女性殺人事件みたいに、犯人が連邦法のThe Matthew Shepard and James Byrd Jr. Hate Crimes Prevention Actで訴追されて厳罰に処せられるといいんだけど。