石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

クリスマス広告のゲイ・キス写真に抗議の声 オーストラリア

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ヘインズブランズ(Hanesbrands Inc.)の下着ブランド、「Bonds(ボンズ)」がオーストラリア向けの広告で男性同士のキス写真を使用。一部の人が「不適切」などとして激怒していますが、ヘインズブランドはこの広告を引っ込める気はないようです。

詳細は以下。

Un beso gay causa escándala en Australia – #Escándala

広告の画像はこちら。

上記Instagramの写真では、Bondsのトランクスを履いた男性ふたりが家の中でキスをかわしているところが映し出されています。シリアルやコーヒーメーカーなどの小道具が見られることや、光の加減などからして、おそらく状況設定は同居カップルの朝の風景といったところでしょう。

でも、こんな平和な一コマでさえも気に入らない人というのはいるようで。怒り狂った人たちから「不適切」だの、「はなはだしく不快」だの、「失望した」だの、Instagramのフォローをやめるだのといった反応が沸き起こり、ついにはヘインズブランズのジェネラルマネージャーのエミリー・スモール(Emily Small)氏が以下のような声明を出す事態になったんだそうです。

「わたしたちはすべてのオーストラリアの人々をセレブレイトするブランドであり、広告に登場するカップルにも、他のあらゆる人々とおなじく、楽しいホリデイシーズンを過ごしてほしいと思っています」

«Somos una marca que celebra a todos los australianos, y deseamos que la pareja aparezca en nuestra publicación social junto con todos los demás y una temporada festiva agradable»

国民の61.6%の賛成を経て同性婚が合法化されたオーストラリアでもこれか、と一瞬思ってしまいましたが、あの投票期間中に反対派がこれでもかとばかり表出していたホモフォビアのすさまじさを思い出すと、まあこんなもんだろうなとも思います。以下に少しリンクを貼っておくと、こんなことをしてたんですよ、オーストラリアの同性婚反対派は。

こういう憎悪は一朝一夕にはなくなりませんよね、そりゃ。ヘインズブランズが事なかれ主義に走って変に広告を引っ込めたりしていなくて、本当によかった。