LGBTQ+のホームレス問題に取り組んでいるチャリティ団体aktと調査会社ユーガブ(YouGov)による調査結果で、英国の成人の約26%が、「わが子がLGBTQだったら誇りには思わないだろう」と考えているということが示されました。
詳細は以下。
この調査で他にわかったのはこんなことだそうです。
- 11%が、「18歳以下の子がLGBTQとしてカミングアウトした場合、その子と同じ家に住むのは快適ではない」と答えた
- 14%が「子供には同性のパートナーを家に連れてきてほしくない」と答えた
- 28%が「子供がトランスであることをカミングアウトしても代名詞を変えるのは嫌だ」と答えた
前途多難ねえ。あ、もうちょっと詳しい調査結果は、以下をどうぞ。
そして、これが全然対岸の火事なんかじゃないことは、たとえばこんなエッセイ(漫画)*1を読めばわかりやすいかと思います。
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著者のもちぎさんはゲイ男性で、高3のときに母親にゲイバレし、卒業を待たずに原付に乗って家を出ざるを得なかったという経歴の持ち主。そして、あたしの知り合いにも、同じような事情で若くして家なき子状態になったことがある同性愛者やトランスの人たちは山ほどいます。aktはそういう境遇にある子供たちを救うためにセーフハウスの提供などをしている団体だけど、そのような取り込みは世界中で必要だと、あたしは思っています。
*1:2冊とも大変面白くて、おすすめです。