2020年2月10日、つまりこれを書いている今まさに米国ロサンゼルスで開催されている第92回アカデミー賞授賞式の舞台装置をデザインしたジェイソン・シャーウッド(Jason Sherwood)氏は、エミー賞受賞者のゲイ男性なんだそうです。NewNowNextにインタビューが載っています。
彼の手によるオスカーのステージの写真はこちら。
NewNowNextによれば、シャーウッド氏は1973年のニューオーリンズのゲイバー放火事件をもとにしたミュージカルThe View UpStairsや、サム・スミスのワールドツアーなどのセットデザインを手がけてきた人だとのこと。エミー賞を受賞したRent: Live は、90年代ニューヨークのエイズ禍を描いた作品です。インタビュアーから「今年のオスカー候補らはかなりストレートだが、デザインにはゲイの感性を取り入れるのか」と質問された彼は、自分がすることは何から何まで信じられないほどゲイ("incredibly gay")だよと答えています。そんなわけで、今年のオスカーは少なくともステージのガワの部分はゲイ。あとは賞の中身、つまりノミネーションと受賞のプロセスが、もうちょっと白人シスヘテ男性の好み偏重でなくなっていくといいんだけど。