2020年12月18日、スイスの議会が同性婚を認める法案を可決しました。これで同国は世界で29番目に結婚の平等(marriage equality)を実現させた国となる見通し。
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キリスト教系の超保守派政党Federal Democratic Unionは、この新法に異議を唱えるための国民投票を要求すると主張しています。Gay Star Newsによると、もしも反対派が100日以内に5万人の有権者の署名を集めた場合、国民投票をおこなうことができるんだそうです。ただ、今年おこなわれた調査では同国の有権者の82%が同性婚に賛成と答えているため、新法が国民投票でひっくり返される可能性は少なそうだとのこと。
アイルランドといいオーストラリアといい台湾といい、同性婚反対派は本当に好きだよな、「少数派の人権を多数決で決める」ってことが。結果としては一応アイルランドでもオーストラリアでも台湾でも同性婚は可能になってますが、見てて毎回薄氷を踏む思いなので、スイスにはぜひ国民投票までもつれこませずこのまま新法成立させてほしいです。