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石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャー。

2006~2016年の間に失われたレズビアンバー・マップ(北米編)

LGBTニュース 百合/レズビアン

lexington club : west mission,  san francisco (2014)
lexington club : west mission, san francisco (2014) / torbakhopper

2006年から現在までの間にアメリカ合衆国とカナダで閉店したレズビアンバーの数々を、Googleマップでマッピングした人がいます。噂には聞いていたけど、こんなにたくさん閉店していたとは!

詳細は以下。

Mapping lost lesbian bars, 2006-2016 – greggor mattson

マップはこちらです。

このマップは2006年から2016年9月19日までの間に廃業した計97軒のレズビアンバーの住所を示すものだとのこと。移転したバーの場合、元の住所はマップには表示されていないそうです。なお、ここで言う「レズビアンバー」はイベントとしてレズビアンナイトやミックスのナイトをやっていたバーではなく、閉店されるまでに少なくとも一度はレズビアンが主な客層だったことのある店を指すとのこと。

北米のレズビアンバーがどんどん潰れつつあるという報道は、ずっと以前からなされていました。たとえば、このへんとかね。

なぜこんなことが起こっているのかというと、第一には経済的な理由です。要は、レズビアンたちの集まっていた界隈に裕福な階級が流れ込んでくることで、従来通りのビジネスモデルが維持できなくなるという現象*1がそこらじゅうで起こってるんです。先日レズビアン/バイセクシュアル/クィア女性向けのポップカルチャーサイト「AfterEllen」が(ヘテロ男性がジェネラル・マネジャーをつとめる親会社によって)閉鎖されたとき、白人ヘテロ男性がレズビアンバーやゲイタウンに対してやっているのと同じことが起こったと批判されてたでしょう、あれですよあれ。

しかし、頭ではわかっていたつもりでも、こうして視覚化されてしまうとショックが大きいわ……。ネットや出会いアプリが発達している今、もうレズビアンバーという存在自体が古いという意見があるのはわかりますが、それでもこの現実世界で安全に集まって楽しめる場所っていうのは大事で、必要だと思うのよ。どうなってしまうんでしょうか、これから。