ホワイトハウスが開く恒例のクリスマスパーティーに、今年(2017年)はLGBTの記者と黒人の記者が招かれていないんだそうです。LGBT記者が招待されないのは父ブッシュ政権以来のことで、黒人記者が招かれないのはこの20年間で初めてとのこと。
詳細は以下。
Black And LGBT Reporters Left Off White House Holiday Party Invite List | NewNowNext
歴史あるLGBTQ紙Washington Bladeのホワイトハウス番記者、クリス・ジョンソン(Chris Johnson)氏の名前が今年の招待リストになかったというのは少し前のニュースで読んだのですが、黒人記者まで締め出されていたとは。ちなみにジョンソン氏はホワイトハウスにメールで問い合わせ、何人ものスポークスパーソンにたらいまわしにされたあげく、誰からも回答をもらえなかったとのことです。またアメリカン・アーバン・ラジオ・ネットワークスのホワイトハウス特派員で黒人のエイプリル・D・ライアン(April D Ryan)氏は、この20年間で初めて同パーティーに招かれなかったことについて、「わたしのことが嫌いなんでしょう。何らかの理由で、わたしを見下しているんです。(“I think they don’t like me. For whatever reason, they have disdain for me.”)」と話しているそうです。
シャーロッツビルのネオナチや白人至上主義者を擁護し、世界エイズデーにLGBTコミュニティのことをガン無視する人が大統領やってるんだから、こうなるのも当然だよね。ただ、本当に困るのは誰が招かれるかとか招かれないとかいうことじゃなく、国のトップが堂々とこういう排除をすると「これぐらいはやってもいいんだ」と勘違いする有象無象が増えるということ。この分だと来年もまたヘイトクライムが増えるんじゃないの。