石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

LGBTQ団体、トランプのホテルにプロジェクターで光を当て「禁止用語」に抗議

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IMG_2406 / Elvert Barnes


トランプ、疾病管理予防センターが「トランスジェンダー」「多様性」などの語を使うことを禁止 - 今週の未紹介LGBTニュース(2017年12月17日) - 石壁に百合の花咲く
の続報。2017年12月19日、LGBTQ団体HRCが、トランプ所有のホテルにプロジェクターでこれらの語を映し出す抗議活動をおこないました。

詳細は以下。

An LGBTQ group trolled Trump at his own hotel / LGBTQ Nation

当日の模様は以下の写真をどうぞ。

この建物はワシントンDCにあるトランプ・インターナショナル・ホテル。プロジェクターで映し出されていることばは以下の通りです。

  • 「わたしたちは消されはしない」(“WE WILL NOT BE ERASED”)
  • 「証拠に基づく」(“EVIDENCE-BASED”)
  • 「トランスジェンダー」(“TRANSGENDER”)
  • 「(立場的に病気・被害などに)弱い」(“VULNERABLE”)

トランプ米政権が疾病対策センター(CDC)に対し、来年度の予算文書で使わないよう指示したとされる語は、「証拠に基づく」、「科学に基づく」、「胎児」、「トランスジェンダー」、「弱い」、「権利」、「多様性」の7つ。これに対しLGBTQコミュニティから「我々の命やニーズを検閲するな」という批判の声があがったほか、これではCDCはジカ熱対策や、女性と胎児の健康増進に取り組めないという指摘もされていました。

アメリカ合衆国保健福祉省 (HHS)のスポークスパーソン、マット・ロイド氏は、「禁止語」というのは予算形成のプロセスについての議論に関する「誤った描写」だとする声明を発表しています。一方、ニューヨーク・タイムズによれば、CDC職員からは、共和党優位の議会に予算を認めさせるため、これらの語は禁止とまでは行かないにしても避けるよう推奨されているという声が上がっているとのこと。結局のところ、科学もトランスジェンダーの人々もリプロダクティブ・ヘルス・アンド・ライツも、そしてPOCなどの社会的弱者も嫌っている共和党におもねるようにしなければ疾病対策もできない国になっちゃってるってことのようです。2018年の中間選挙まで、こうやって抵抗し続けていくよりほかないんだろうなあ。