石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

ゲイバーを出た男性が殴られ頭蓋骨骨折 豪メルボルン

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オーストラリアのメルボルンでゲイバーを出た男性が、後をつけてきた3人の男からホモフォビックな言葉で罵られ、暴行を受けて頭蓋骨を骨折するけがを負ったそうです。

詳細は以下。

Police seek witnesses after man bashed in homophobic assault in Collingwood

事件が起こったのは2018年1月27日の午前2時45分。ブレンダン(Brendan)さんという32歳の男性が、Sircuit Barというバー(Towleroadによれば、ゲイバーだそうです)を出た後、3人の男から「クソホ×野郎」("f---ing faggot" ")と呼ばれて、意識不明になるほどの暴行を受けたのだそうです。ブレンダンさんは肋骨にひびを入れられ、頭蓋骨を折られて、向こう3週間は片目が開けられない見通しだとのこと。

The Ageによると近年同地ではこのようなヘイトクライム関連の暴力が相次いでおり、男性がヘアスタイルに因縁をつけられて殴られ、片目を失明したり、虹とレズビアンのアイコンをあしらったTシャツを着ていた女性が殴られたり、植物園で夫とともに友人の誕生日を祝っていたゲイ男性が殴る蹴るの暴力を受けたりしているとのこと。この3件のうち2件は、うちでも過去に以下の記事で紹介しています。

しかしながら、今回被害に遭ったブレンダンさんは、自分がマイノリティーだとは思わない、犯人はもっと外に出(て現実を知)るべきだと話しているのだそうです。彼はさらにこんなことも言っています。

「世間の人々には、この一件を見たからといって、こういう目に遭わないために家にいて身を隠していなければいけないと思ってほしくないです。もっとたくさんの人が外に出かけていって、人生を楽しむべきだと思います」

"I don't want people to look at this and think they need to stay home and hide from this. I think more people should go out and enjoy life."

そうだよね。ここで隠れたら、ホモフォーブたちの思うツボだよね。ブレンダンさんの言っているのは、2017年6月ロンドンテロ事件の後、ロンドンっ子たちが「テロリストはわたしたちを怖がらせたがっている」「彼らにくそくらえと示すには、日常生活を続けることだ」と言って、敢えてパブに行ったり買い物に行ったり通りでキスしたりしていたのと同じことだと思います。臆したら負けなのよ。