石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。

レイシストの『ドラァグ・レース』ファンがエイジア・オハラに死の脅迫

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『ル・ポールのドラァグ・レース』S10に出演しているドラァグクイーンのエイジア・オハラ(Asia O'Hara)が、番組のレイシストのファンから「生きたまま焼き殺す」と脅された恐怖についてtwitterで語っています。

詳細は以下。

Asia O’Hara Was 'Threatened to Be Burned Alive' by Racist 'Drag Race' Fans

『ドラァグ・レース』は、ドラァグクイーンの参加者たちがさまざまな課題で競い合う、勝ち抜きコンテスト型のリアリティ番組です。シーズン10では黒人クイーンのエイジアと白人クイーンのミズ・クラッカー(Miz Cracker)とのいがみ合いが見られたのですが、ミズ・クラッカーがエピソード11で脱落した後、エイジアのもとには同番組のレイシストのファンからおびただしい数の死の脅迫が寄せられていました。あげく、「生きたまま焼き殺す」とまで脅す者が現れたのだそうです。

2018年6月20日、エイジアはこうした脅迫について、以下のようにツイートしました。

上記ツイートに添付された画像の文章では、エイジアが11歳のとき近所の悪ガキどもに火をつけられそうになり、通りすがりの人が助けてくれなかったら死んでいたこと、それから7年間の間、同じガキどもからチャンスがあったら今度こそ殺すと脅され続けていたことが明かされています。その後強い自分を作り上げたつもりだったのに、今回肌の色を理由にまた焼き殺すと言われたことでトラウマが一気によみがえってしまったこと、今は力と幸せを取り戻したいと思っていることなどを、彼女は説明しています。

PRIDEは、『ドラァグ・レース』とレイシズムの問題について、同番組S8の優勝者ボブ・ザ・ドラァグクイーン(Bob the Drag Queen)が最近こんなツイートをしていたと指摘しています。

訳:

ときどき、ドラァグ・レースのおかげで、世界についてドラァグ・レース以外のこともわかるときがある。全員がそうだというわけじゃないけど、もっとも人気のあるクイーンのほとんどが、痩せている白人のカテゴリーにあてはまってる。ル・ポール以外には、百万人以上フォロワーがいる黒人のクイーンはひとりもいない。これって、番組のせいじゃないのよ。原因はファン層にあるの。

Sometimes Drag Race makes me realize other things about the world. NOT ALL, but a lot of the most popular queens fall into the thin white category. And NO black queens, except @RuPaul, have over a million followers. It's not the show. It's the fandom.

同番組のコンテスタントが死の脅迫を受けることはこれが初めてではなく、今年2月にもチー・チー・ディヴェイン(Chi Chi DeVayne)が「顔に酸をかける」「大規模乱射に備えとけ」などと脅されたテキストメッセージのスクリーンショットをInstagramで公開したばかりです。そして、チー・チーもまた非白人。ひょっとして、『スター・ウォーズ』のファンがベトナム系のケリー・マリー・トラン(Kelly Marie Tran)を叩きに叩いてソーシャルメディアから去らせオリジナル版『ゴーストバスターズ』のファンが黒人のレスリー・ジョーンズ(Leslie Jones)をハッキングや罵倒の標的にして彼女のWebサイトを潰してしまったのと似たようなことが、この番組でも起こっているということなのかもしれません。嫌すぎる。