石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

ブルックリンのクィア・バー、ドラァグショウのデリバリーでコロナ禍しのぐ

Drag Queen Crossing: Inspire Positivity Lined Journaling 6x9 for Strong Powerful Women

米NYはブルックリンのクィア・バーが、コロナ禍でドラァグクイーンのショウができなくなった今、食べ物と飲み物のデリバリーに5~10分のショウをつけるというサービスを展開しています。つまり出前ドラァグクイーン。

詳細は以下。

ny.eater.com

このバーは以前は毎週20~30人ものドラァグクイーンを集めてショウをしていたところなのですが、パンデミックでそのような営業ができなくなり、2020年の秋からこのドラァグ・デリバリー・サービスを始めたのだそうです。ショウを担当しているのはMagentaさんというクイーンで、店長のCarson氏が自前のジープで彼女をデリバリー先まで運び、お客さんがお酒を飲む間に短いパフォーマンスを楽しんでもらっているとのこと。注文は徐々に増えてきていて、今では一晩に5か所も回ることもあるのだとか。あ、上記リンク先にパフォーマンスの動画がありますが、戸外でお客さんとの間にきちんと距離を空けて踊っていて全然「密」じゃないので、そのへんがご心配な方はご安心を。

日本のあたしの知り合いが勤めているこの手のバー(ショウがあるようなお店)はのきなみ休業したり閉店したりだから、こういう試みは応援したいわー。しかしこれってブルックリンぐらいじゃないと成り立たない営業形態なのかなあ、日本の住宅街の路上でいきなりビヨンセやブリトニー・スピアーズをかけてクイーンが踊り出すのって難しそうだし……。