ヴァージン・アトランティックが、ロンドンからニューヨーク・シティー・プライドに向かうスペシャル航空便「プライド・フライド」を企画。まったくの偶然でこの便に乗ることになってしまった夫妻と子どもたちが、ファビュラスな空の旅を満喫したそうです。
詳細は以下。
ケリー・パウエル(Kerry Powell)さん一家は、2018年の9月、単なるニューヨーク行きの便としてこのフライトを予約。その後になって、ヴァージン・アトランティックから、この便をドラァグクイーンなどのショウをおこなう「プライド・フライト」に変更したという連絡が入ったのだそうです。他のフライトに振り替えたいかどうかと尋ねられたケリーさんは、日程の都合から、結局予定通りこの飛行機に乗ることにしたとのこと。
で、こうなったんだそうです。
This unsuspecting family accidentally booked on to the @VirginHolidays @VirginAtlantic #PrideFlight for their holiday - and they absolutely COMMITTED to the madness 😂🏳️🌈 pic.twitter.com/RyzE3smUiL
— Attitude (@AttitudeMag) 2019年6月29日
ええもう、お子さん大喜び。ちなみにこの日、機内でのパフォーマンスには『ル・ポールのドラァグ・レース』のコートニー・アクト(Courtney Act)や『アンブレイカブル・キミー・シュミット』のタイタス・バージェス(Titus Burgess)、英国のリアリティ番組で人気のスカーレット・モファット(Scarlett Moffatt)、ダンサーのAJプリチャード(AJ Prichard)、DJのジョディー・ハーシュ(Jodie Harsh)などが出演していたんだそうです。このメンバーのパフォーマンスが楽しめて、目的地に降り立ったらニューヨーク・シティー・ワールド・プライドに行けるだなんて最高すぎる。実際、このフライトのチケットは、発売後24時間で完売していたとのこと。
「すばらしかったです、子どもたちは楽しんでいて、8時間があっという間でした」とケリーは語った。
“It was brilliant, the kids enjoyed it and the eight hours flew by,” Kerry said.
10年前、間違えてゲイクルーズに乗っちゃったイタリア人の異性愛者カップルが、「恥をかかされた」として船会社に損害賠償請求した一件との差がすごいと思います。余計なフォビアがない方が、人生を楽しみやすいってことかしら。