米国のプロ野球界にはLGBTQプライドを祝う「プライド・ナイト」というイベントがあります。マイナー・リーグのロチェスター・レッドウイングスは2019年7月2日、球団初のプライド・ナイトを開催。ヘイターからの揶揄に、Twitterで見事な切り返しを見せました。
詳細は以下。
「プライド・ナイト」はLGBTQファンをセレブレイトし、受容と包摂のメッセージを送るという趣旨のイベント。この催しをおこなう米野球チームは年々増えており、メジャーリーグで2019年のシーズンに「プライド・ナイト」を持たないのはわずか2チームだけだと言われています。マイナーリーグ所属で、ニューヨークのロチェスターに本拠地を置くロチェスター・レッドウイングスも5月28日、7月2日に初めてのプライド・ナイトを開催すると告知していました。
JUST ANNOUNCED: The Wings have partnered with @OutAllianceRoc for the team's first Pride Night on Tuesday, July 2! 🌈
— Rochester Red Wings (@RocRedWings) 2019年5月28日
Deets: https://t.co/Hlgnwv6U3e pic.twitter.com/hsbDPNNO1b
するとさっそく、こんな揶揄のリプライが。訳:「この夏で一番観客が少ない夜になるに決まってる」。
Im betting this will be the lowest attended game of the summer.
— JC (@CaCooYankee1) 2019年5月29日
そしてプライド・ナイトの後、ロチェスター・レッドウイングスはこのツイートを引用して、こんな風にお返事していたんでした。訳:「今夜の入場者数は9744人でした。――今季第3位です」。
Tonight's Attendance: 9,744 -- 3rd largest crowd of the season.
— Rochester Red Wings (@RocRedWings) 2019年7月3日
Love ya, #ROC 🏳️🌈 pic.twitter.com/iei61u69NY
米国の野球界って(黒人リーグをのぞけば)1947年までは白人だけの世界だったんですよね。それが今ではもうアジア系、ラテン系、アフリカ系の選手が4割近くを占めるようになっているのに、まだ「シスジェンダーの異性愛者だけ」という障壁は死守できると思ってる人がいるというのは驚きです。ヘイターを放置せずきっちり切り返してくれたレッドウイングスに、拍手を。