米国で2018年11月6日、中間選挙が投開票されました。無党派非営利団体のVictory Fundによれば、オープンリーLGBTQの当選者は少なくとも154人(連邦・州・地方の合計)と過去最高の人数にのぼったとのこと。
詳細は以下。
- LGBTQの候補者、アメリカ中間選挙での多数当選で「歴史的勝利」へ | HuffPost Japan
- In ‘Rainbow Wave,’ L.G.B.T. Candidates Are Elected in Record Numbers - The New York Times
- What do the US midterm elections mean for LGBT representation? · PinkNews
ハフポストの日本語記事を読んでおけば、だいたいのところはつかめると思います。それを踏まえた上で、以下にちょっとだけ過去記事の続報を書いておきます。
カンザス州でシャリス・デイヴィッズ(Sharice Davids)氏が当選
Thank you, #KS03. pic.twitter.com/sRKrFv7eIv
— Sharice Davids (@sharicedavids) 2018年11月7日
レズビアンであることを公表しているネイティブアメリカン女性で、元格闘技選手のシャリス・デイヴィッズ氏が、カンザス州選出の下院議員に。彼女のことを「過激派の社会主義者のキックボクシングをするレズビアンは居留地に送り返すべきだ」と中傷していた共和党のマイケル・コーニー(Michael Kalny)氏や、デイヴィッズ氏を応援していたレズビアンカップル宅に匿名の怪文書を送りつけた人は、今息してるのかしら。
ミズーリ州のスティーヴ・ウエスト(Steve West)氏は落選
共和党のミズーリ州下院議員候補スティーヴ・ウエスト(Steve West, 64)氏は落選。「ヒトラーは正しかった」などの問題発言で知られ、娘と息子から、うちの父は人種差別主義者で反ユダヤでホモフォビックだから票を入れてはいけないと呼びかけられていた人です。氏はまた、過去に女子スポーツは「レズビアニズムにとっての天国であり繁殖地」だなどというイカレポンチな発言をしたこともあります。繁殖地って何だよ、うちらはニッポニアニッポンか何かかよ。こんな人が議員に選ばれなくて、本当によかった。