米国ミシシッピの飲食店で2019年5月10日、トランス女性がトランスジェンダー差別的な扱いを受け、店を出た後駐車場で撃たれるという事件が起こりました。連邦法の憎悪犯罪(ヘイトクライム)として起訴される可能性があるそうです。
詳細は以下。
この事件が起こったのは、同州サウセイヴンにある24時間レストラン、「ワッフルハウス」。警察の発表では、午前2:30頃店内で口論が起こり、被害者は店から去ろうとしたところで両脚を撃たれたのだそうです。被害者は病院に搬送されましたが、片方の大腿骨が折れており、プレートを入れる手術を受ける必要があるとのこと。
警察はこの事件に関し、Jimtarius Hampton（23）という容疑者を加重暴行の疑いで逮捕しました。ミシシッピ州にはジェンダー・アイデンティティや性的指向に関するヘイトクライム法がなく、警察は、今後同容疑者は連邦法の憎悪犯罪で起訴される可能性があると言っているんだそうです。
ちなみに警察、今回も初期発表では被害者をミスジェンダリング（トランス女性を男性名で呼ぶなど、当人のジェンダーとは異なるジェンダーの名前や代名詞で呼ぶこと）してたんだそうで、こういうのっていつまでたてば改善されるんだろうと思います。社会がこんなんだから、いつまでたってもこういう暴力が減らないんだよ。
