メキシコシティのイスタパラパの連邦警察署の建物の横で、2019年11月21日、トランス女性の「コーラル（Coral）」さんが遺体で発見されました。遺体は頭を銃で二発撃たれており、毛布に包まれていたとのこと。
詳細は以下。
コーラルさんの身体は足首、手、首をロープと粘着テープで縛られており、暴力をふるわれた形跡があったそうです。遺体発見のきっかけは、パトロール中の警官が紫色の「塊」（毛布の包み）と、歩道についた血液の跡を見つけたこと。何者かが車から遺体を引きずり降ろしてそこに置いたのではないかとみられていますが、少なくとも11月23日現在で、犯人は見つかっていないようです。
イスタパラパって、2017年に「アイデンティティ変更の法的プロセスをおこなった人の権利を完全に認める」として、トランス女性のマラソン大会参加が認められたところですよね。それでも、トランスフォーブがひとりでもいればこういう事件は起こり続けるわけで。「殺すな」なんていうあまりにも当たり前のことを、いつまで言い続けなきゃならないんだろう。
