ドイツのロックバンド、ラムシュタイン(RAMMSTEIN)が、ロシアのホモフォビアに抗議するためモスクワ公演のステージで男性同士のキスを披露しました。同国では最近、女性のLGBTアクティヴィストが殺害されたばかりです。
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ラムシュタインは「1995年デビュー以来、全世界で2,000万枚以上のセールスを記録し2.5億回以上ストリーミング再生されている」(公式Webサイトより)バンドで、メンバー全員が東ドイツ出身。このキスをしてみせたのは、ギターのPaul LandersとRichard Kruspeだそうです。上記Instagramポストにロシア語で添えられたメッセージは、機械翻訳によると「ロシア、愛してるよ!」みたい。
ちなみにロシアには「非伝統的な」関係について未成年者に教えることを禁じた「同性愛プロパガンダ禁止法」があり、ゲイ・プライド参加者が逮捕されたり、同性カップルへの養子縁組許可が犯罪扱いで捜査されたりしています。そして2019年7月20日には、著名なLGBT活動家のYelena Grigoryeva氏が刺殺体で発見されたばかりです。外国人とても同性愛プロパガンダ禁止法から逃れることはできず、違反したとみなされれば拘留または罰金の上国外追放なのだそうで、そんな中でこんなパフォーマンスをやってのけたラムシュタインには頭が下がります。マドンナ同様プーチンから脅されるかもしれないけど、負けずに今後も活躍しまくってほしいです。