石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

『はる×どり』(渡真仁、芳文社)感想

はる×どり (まんがタイムKRコミックス)

はる×どり (まんがタイムKRコミックス)

百合だと聞いて買ってはみたものの……

のんびり屋の女子高生はると、その優等生の友人京子の受験生ライフを描く4コマ。百合だという噂を聞いて買ってみたのですが、どこが百合なんだかまったくわからずじまいでした。はるが寝ぼけて「あなたが好きだから!」と叫ぶ場面こそあれ、深い意味はぜんぜんなさそうです。それ以外の部分も、全てほのぼの友情ドラマの範疇。ちなみにストーリーにはほとんど波風がなく、毒にも薬にもならない感じ。読み終わったとたんにきれいさっぱり忘れそうなライトさという点では、息抜き4コマとしてきわめて正しい作品なんですけどね。絵も可愛いしね。でも、百合として読むのは難しいとあたしは思いました。情報をきちんと確認しなかったあたしの負けです。